更新日:2017/05/19
電動歯ブラシの正しい使い方は?
前回までのQ&Aでもお話ししたように、音波歯ブラシはうまく使えば普通の歯ブラシよりも短時間で効率的に歯垢(プラーク)を除去することができます。
電動歯ブラシの特徴は?
この写真は音波歯ブラシの代表格「ソニッケアー(フィリップス)」です。
普通の歯ブラシと比較して特徴的なのは、ハンドルの部分が太い点ですね。
ブラシの正しい当て方は?
歯から歯垢(プラーク)を除去してくれるのは、先端に付いているブラシの役目です。
したがって、歯に対してどのようにブラシを当てるのか、は重要なポイントです。
ブラシの当て方 A
ブラシの当て方 B
ブラシの当て方 B
ブラシの当て方AとBの違いは、写真でお分かりいただけますでしょうか?(上の奥歯にブラシを当てている写真です。)
Aの方は、歯の並びに対してハンドルが平行になっています。
Bの方はハンドルのお尻が下がっています。
電動歯ブラシの基本的な当て方は、Aが正解です。
歯が重なっている箇所など、Aの当て方ではブラシが歯に当たらない部分のみ、Bのような当て方をします。
電動歯ブラシの持ち方は?
普通の歯ブラシはハンドル部分が細いので、簡単に鉛筆持ち(ペングリップ)ができます。
しかし、電動歯ブラシはハンドル部分が太いので、手のひら全体で握りこむパームグリップで持つ方が多いです。
鉛筆持ちをすれば自然にAの当て方になりますが、パームグリップで握っているとBの当て方になりがちです。
最近の電動歯ブラシはかなり軽量化されていますので、持ち方を鉛筆持ちに変えていただくか、パームグリップで持つ場合は手首を上げるなどしてハンドルが水平に近くなるようにされると良いでしょう。
すこし意識してみるだけで全然違いますので、一度お試しください。
イラスト出典
ライオン歯科材株式会社 DENT.Communication